セルロイドボールとの違いや回転やスピードへの影響は?
卓球王国2014年10月号にプラスチックボールとセルロイドボールの違いを特集記事でまとめてありますが、スピードや回転量は若干落ちるようです。これはボールの直径が0.5ミリ大きくなることで空気抵抗が増えることが原因と考えられます。
トップ選手の試打の感想ですが、プレースタイルや体力、技術レベルによって大きく変わるみたいです。まとめるとこんなかんじです。
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カットマン・・・ラバーを柔らかくしないとオーバーミスが増える。
表ソフト・・・球離れが遅くなり、弾く打法がやりにくくなった。
粒高ラバー・・・回転の変化は減少。以前よりも短く止めるやすくなった。
下回転サービスやストップ・・・・以前よりも急激に止まる感じ。
パワーヒッターは有利・・・中陣での打ち合いでボールのスピードが速くなった。
イレギュラーバウンドが減少などやはり個人差はあれセルロイドのときとは異なるようです。
またニッタクとTSPのプラスチックボールだとニッタクのほうがスピンやボールの弾道がセルロイドボールとの差が少ないということです。大会によって試用ボールが異なると対応するのが大変ですね。
ラバーやラケットの変更が必要不可欠?
以前よりも回転がかけにくくなる、ボールの軌道が弧線を描かなくなるのであればラバーやラケットの組み合わせの変更も必要になってくるでしょうね。
全日本チャンピオンの水谷隼は今年の全日本選手権の試合当日になってテナジー64をやや固めのスポンジに変更したと卓球王国のインタビュー記事に出ていました。
スピードが物足りないという人はやや固めのスポンジのラバーに変更するのが良いのかもしれません。
ニッタクはプラスチックボールに対応した新しい裏ソフト『アルヘルグ』を今年の秋に発売する予定とのことです。どんなラバーが合うのか今後も情報収集が必要ですね。