NHKプロフェッショナル仕事の流儀（1月16日放送）で石川選手が4年ぶりにラケットを変更したというシーンがありました。
セルロイドボールからプラスッチクボールの変更で従来のプレーが通用しなくなった石川選手の苦悩とそれを打ち破るためのチャレンジが取り上げられました。
ボールの回転数が1秒間に122回転から115回転へと減少したと番組中で知りましたが、たった7回転の減少なんですね。もっと減っているかと思いました。
それでもトップ選手にとっては死活問題だったんですね。そして回転量が減るプラボールではよりスピードがある弾道の低いボールを打てることが勝利へのカギなんですね。
そのために石川選手は筋トレとフォームの変更そして4年ぶりのラケットの変更にまで踏み切りました。
石川佳純が変えたラケットはカーボネード45
威力を出すために従来の100％木材のラケットではなく特殊素材ラケットに切り替えたのですが、そのラケットはスティガ社のカーボネード45のようです。このラケットは中国トップ選手が最近になって使用している薄いカーボン素材が入ったラケットです。
ちなみに変更前のラケットはバタフライのインナーフォース レイヤー ALCとのこと。
で、ここからが重要なんですが、変更して挑んだ試合に一度も負けたことのない格下の香港代表の選手にフルゲームの末に敗れてしまいます。
番組の中では触れていませんが、その後ラケットを元のインナーフォース レイヤー ALCに戻しているみたいです。あれれ？？
ということはその後、番組後半で中国選手に勝利した試合は元のラケットに戻したあとなんでしょうかね？
今年の全日本選手権で石川選手が決勝まで上がってくれば試合前のラケット交換のシーンで使用しているラケットがわかると思いますが、いや～てっきりラケットはカーボネード45を今も使っているのだばかり・・・・。
そのあたりもしっかりと番組の中で触れてほしかったですね～。
まあ番組全体としては金メダルを取らないと自分の頑張りを周りが認めてくれないことに対する苦しみや若手の台頭によるプレッシャーなど石川選手の内面が語られたのは大きな驚きでした。
それ以外には対戦相手はもちろん自分からも逃げない、勝ちたいという精神力はすごいですね。何度も土壇場からの大逆転ができるのはこの気持の強さなんですね。石川選手を今後も応援したいですね。
